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  1. 箇条書き項目 フコイダンについて

 フコイダンは褐藻類コンブ科に由来する多糖体であり、現在、その様々な機能について各方面から大きな注目を集めているものです。これまでに学会等で『抗癌作用』『生体修復作用』『抗アレルギー作用』を強く期待させるデータが発表されています。

 実は、コンブと言うものは韓国などでは『出産後の妊婦の栄養補給に最適』と言われ、昔からその価値が認められていた食材でもあり、その食材としての効果を支えていたものの一つとして、フコンダンが考えられています。

 『抗癌作用』の一つとして、『アポトーシスによる癌細胞の死滅』を示唆するデータが出ています。これは、フコイダンと癌細胞が接触する事によって癌細胞の自殺を誘導する、と言うものであり、正常細胞に対してはなんら類似した作用を示さないと言う点が、非常に興味深い特徴です。また、『T細胞やNK細胞を増殖させるIL-12や、抗ウイルス活性、抗腫瘍効果、NK細胞の活性増強などの作用を持つインターフェロン、の産生を誘導する』事による抗癌効果も期待出来ます。

 『生体修復作用』としては、『血管修復機能を持ち、生体修復因子の一つとしての考えられている肝細胞増殖因子(HGF)の産生を誘導する』事により、その作用が期待出来るとするものです。さらには、傷ついた皮膚組織に対してもその修復を促し、回復を早める、と言う報告も成されています。

 『抗アレルギー作用』として、アレルギーマウスを使った実験において、『アレルギーを誘導する実験系において、アレルギー反応の指標とされるIgEが、著明に減少した』と言うデータが出ており、これは先に述べた『IL-12の産生誘導』と関連して矛盾の無いデータであると言えます。

 このように、フコイダンには様々な食品機能が期待されており、現在も大学などの研究機関で精力的に研究が進められています。少なくとも、フコイダンを抽出する際に原材料のコンブ(汚染の限りなく少ないものと言う前提条件はありますが)以外一切の添加物を加えていないようなものなのであれば(つまり、抽出が薬品によるものでないのであれば)、一度によほど多量の服用をしない限り、害は殆どないものと言えます。

 ただし、芽株のようなものからフコイダンを効率的に取り出す酵素をヒトは持っていません。コンブを摂取する事によっても勿論吸収出来ますが、より効率的にその機能を活用するのであれば、精製された物を出来うる限り微細な粉末として摂取する事が望ましいと考えます。

 当院では、重症アトピーの患者さんに、状況の改善を促すための手段の一つとしてお勧めする事があります

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フコイダン