Atopic Dermatitis アトピー性皮膚炎
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  1. 箇条書き項目 アトピー性皮膚炎について

 最近とみに増えているアレルギー疾患群の中でも、症状の切なさや治療の難しさなどから大変話題に上る事の多いのが、アトピー性皮膚炎です。かつては多くの場合、子供の時に罹っても大人になったら治るものでしたし、成人のアトピーはかなり稀でしたが、近年では、もはや『大人になれば良くなるよ』などとは口が裂けても言えない病気になってしまいました。何故こうなってしまったのか、その理由には諸説あり、実際のところ何が原因なのか、確かなところは分かっていないのが現実ですが、理由がわからないからと言って、それが分かるまでは症状が改善出来なくてもしょうがない、と言う事にはなりません。

 そして、現実の病院で提供される一般的な医療に対する不満の結果として、様々な民間療法や代替療法、或いは西洋医学の中でも特色のあるアトピー療法が数多く登場して来る事になります。そのどれもがそれなりに裏付けも実績もあるものなのですが、残念な事にそのどれもが『全ての人に充分に有効』ではありません。

 何故実績も裏付けもある筈の多くの治療法がこれほど効果にムラがあるのでしょうか?

 当院では、アトピー治療の基本に代謝の問題を据えています。栄養を摂取し、利用し、排泄する、その流れがどこかしらで問題を含んでいる場合、まずいかなる治療法を試みようともアトピー性皮膚炎は本当の意味で改善を見せる事はありません。摂取している栄養のバランスの悪さ、使い切れないほどの栄養の摂取、利用した後或いは利用し切れなかった代謝老廃物の排泄、これらをちゃんとコントロールする事がアトピー治療の出発点です。アトピー性皮膚炎と言う病気は、アレルギー疾患の中でも特に『生活習慣病としての側面を強く持つ病気』なのです。

 当院院長である私は、自身重症のアトピー患者です。アレルギーレベル指標の一つであるIgEの値は、ほぼ全く症状のない( 冬場の保湿剤以上のものを殆ど必要としない )現在に於いてもなお3000前後を行き来しています(医療機関によって差はありますが、これは正常値の10〜20倍に相当します)。悪化すれば頭髪・眉毛は抜け、顔は勿論、全身が赤く火膨れしたようになり、リンパ液がおでこを伝い流れる事もありました。こう言った悪化を私はこれまでの40年間に3度経験しています(最も最近では2004年夏から約8ヶ月間)が、その全ては『一定レベルを超えた食生活の乱れを主体とした生活習慣の崩れが一定期間以上続いた結果』として起きています。当然、それらを『きっちりと』改善する事によって状態は大きく改善し、生活習慣にある程度以上気を配っていれば再発は殆どありません。とは言え、アレルギーと言う病気は『いかなる体質改善を行おうと、アレルギー体質そのものが消えてなくなる事はきわめてまれ』な病気ですから、再び生活習慣が大きく崩れ続けた時にはまた再発するのでしょう。そうならない為には、生活習慣を適切に維持し続ける事が不可欠、と言う事です。この『生活習慣の改善』を基本に据えた考え方がアトピーで悩む多く患者さんにとって極めて有効である事は、私自身や私の娘のみならず当院に於いてこれまで診させて頂いた患者さん達の治療実績から見ても間違いのない事だと確信しています。

 勿論、こう言った生活習慣の改善を基本とした治療には時間がかかりますから、その間の皮膚状態のケアの為に、当院ではアトピー用外用薬として充分な実績と効果を持つ『丹羽軟膏』を併用しています。そして、他の生活習慣病同様、血液画像観察を積極的に用いた生活習慣の改善を大前提とし、さらにはストレスなどの問題を客観的な評価を基に改善させて行く治療を行う事で、多くの患者さんが概ね半年から1年程度の治療期間の後には、最終的に保湿剤程度以上の外用薬などを殆ど使わず、肌の状態に我慢を強いられる事のない日常を手に入れる事に成功しています。

 アトピー用として出回っている様々なサプリメントや外用剤の使用を否定するものではありませんが、まず、保険診療の中で出来る事がまだまだあります。そうする事でサプリメントや外用剤もより効果的に働くようになるのです。決して楽な道のりではありませんが、少なくとも今よりは状況は改善が可能です。確かに、アトピーが命を奪う事は稀ですが、この病気は心をくじきます。肌の状態の改善は心も元気にしてくれます。アトピー性皮膚炎でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

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