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Atopic Dermatitis アトピー性皮膚炎
 
  1. 箇条書き項目 アトピー・喘息・花粉症

 皆さんは『アレルギー』と言うとどんな病気を思い浮かべるでしょうか?食物アレルギーや花粉症、喘息やアトピー、そう言ったものが多いのではないでしょうか。

 これらの病気は全て『アレルギー疾患』と言われるグループに入ります。当院ではアレルギー科を標榜していますから、これら全ての患者さんが診療の対象となります。そして、そう言った患者さん達の診療の際には、ある特徴に沿って治療法を考える事が多いのです。それは、アトピー・喘息・花粉症は、同じアレルギーとは言っても、その有効な治療法には一つの傾向がある、と言う事です。

 勿論、アレルギー疾患の全ての患者さんに適応出来る話などある筈もありませんが、やはり大きな傾向は存在する、と言う実感があります。

 『抗アレルギー薬やステロイド』のような薬物治療が功を奏し、或いは長期のコントロールに充分有効な病気は、花粉症 > 喘息 ≫ アトピー、の順です。花粉症は、本当に抗アレルギー薬が良く効きますし、それでダメでもステロイドの点眼薬や点鼻薬で殆どの方が症状のコントロールが可能です。喘息の場合は抗アレルギー薬の効果が期待しにくいところはありますが、ステロイド吸入薬によってこれまた殆どの場合かなりのところまでコントロール出来、ステロイドとしての使用量も極めて少ないために、その副作用に対しても効果と比較して極めて軽度と言って良いと思います。ところが、アトピーは、抗アレルギー薬のみでコントロール出来る場合はとても少ないですし、ステロイドにしても長期連用をした場合はその副作用は無視出来ないほどに重大になってしまう事が少なくない上に、ステロイドの効果そのものもなかなか持続しません。

 しかし、今度はその治療の柱を『生活習慣改善』に向けてみるとその有効性は先ほどと全く逆になります。アトピー ≫ 喘息 > 花粉症、の順です。抗アレルギー薬などの効果が大変低かったアトピーの患者さんが、生活習慣の改善を行って行く事によって驚くほどの症状改善を見せる、と言うのは少なくとも当院においては決して珍しい話ではありませんが、花粉症の方が生活習慣の改善で薬物治療を超えるほどに良くなった、と言う話は当院を含めてもそう聞く話ではありません。

 実は、アレルゲンといわれる物質を排除した時の効果についても、『薬物治療』と同じような傾向が見られます。花粉症の場合、その花粉が飛ばない時は、症状など、まず、出ません。喘息にしても原因物質の排除は病状のコントロールにとても有効です。ですが、例えばアトピーの場合、私もその一人ですが、ハウスダストとダニに対してアレルギー反応が振り切れるほどの筈の私は、お世辞にもきれいとはいえない古い病院の当直室に行っても、特に体調が悪くない限り、まず、何も症状は出ませんが、体調が悪ければそんなものがないところだろうと何だろうとお構いなしに症状が暴走を始めます。

 こう言った事柄は、アレルギー疾患、と言う病気の治療を考える時、大変重要な事だと、最近ますます強く感じるようになっています。

 これまで言われてきたような、病気やその進行度ごとに使用する薬物などについて充分な知識を持って注意する事は勿論ですが、治療法の重点を『薬物治療』に置くのか、それとも『生活習慣改善』に置くのか、一口にアレルギー疾患と言われる疾患群に対しても、そう言ったところにも充分な注意を払った治療が、今後はますます重要になってくるのではないか、そんな気が、大変、強くしています。

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